1.定年後、同じ仕事なのに給料が減る
60歳で定年を迎え、そのまま再雇用で働き続ける人は少なくありません。
長年勤めた会社で、これまでの経験を生かして働けることは安心につながります。
しかし、そこで気になるのが給料です。
昨日までと同じような仕事をしているのに、定年を迎えた途端、給与が大きく下がることがあります。
役職が外れたり、雇用形態や勤務時間が変わったりすることで、仕事内容と収入のバランスに納得できない人もいるでしょう。
再雇用後の給与や仕事内容は会社によって違いますが、収入が減る可能性を考えておくことは大切です。
2.退職後に心配になるのは、収入だけではない
会社員時代は、毎月決まった給料があり、健康診断も定期的に受けていました。
私自身、会社の健康診断で高血圧を指摘され、それ以来、薬を飲み続けています。
当時は仕事をしながら通院し、薬を飲む生活が当たり前になっていました。
ところが、退職後になって、もう一つ気になることが出てきました。
それは家内の健康です。
これまで薬を飲む必要がなかった家内が、退職後、病気をきっかけに薬を飲むようになりました。
退職したから病気になったということではありません。
ただ、これまで元気だった家族にも、年齢とともに体調の変化が出てくるのだと実感しました。
3.夫婦の医療費は、これからの家計に影響する
年金生活になると、毎月の収入は現役時代より少なくなることがあります。
住宅費、食費、光熱費、車の維持費など、毎月必要なお金は簡単には減らせません。
そこに通院費や薬代が加わります。
一人分なら何とかやりくりできても、夫婦二人とも通院や薬が必要になれば、家計への負担は変わってきます。
もちろん、医療費は病気や治療内容によって異なります。高額療養費制度など、負担を軽減する仕組みもあります。
大切なのは、病気にならないと決めつけることではなく、もしものときに慌てないよう、医療費の余裕を考えておくことです。
4.再雇用を考えるときは、健康状態も確認したい
60歳を過ぎても働くことには、収入を確保できるというメリットがあります。
一方で、仕事を続けることで体に負担がかかる場合もあります。
給料が減るからといって、無理をして働き続けることがよいとは限りません。
自分の健康状態、家族の健康状態、仕事内容、勤務時間などを考えながら、働き方を決める必要があります。
また、退職後も健康診断や定期的な受診を続け、自分の体の変化に気づくことが大切です。
5.老後の準備は、お金と健康の両方から
定年後の生活を考えるとき、年金はいくらもらえるのか、再雇用でいくら稼げるのか、貯金はいくら必要なのかと、お金のことばかり考えがちです。
しかし、実際に生活してみると、健康も同じくらい大切だと感じます。
私の場合、長年付き合っている高血圧があります。そして、家内にも薬が必要になりました。
これから先、夫婦二人がどのように健康を維持していくのか。
通院や薬にどれくらいのお金が必要になるのか。
こうしたことも、年金生活の家計に入れて考えていきたいと思います。
退職後の人生は、収入が減ることだけを心配するのではなく、健康で自分らしく暮らすための準備も必要です。
お金、健康、夫婦の暮らし。
この三つを大切にしながら、これからの人生を考えていきたいですね。
まとめ
- 再雇用では、仕事内容や給与が変わる場合がある
- 退職後は夫婦の健康状態にも目を向ける
- 医療費や薬代も家計に組み込んでおく
- 無理のない働き方と健康管理を考える
次回は、**「昨日まで部下だった人が上司に――再雇用で変わる職場の人間関係」**について考えます。


