退職して初めて分かったこと
会社勤めをしていた頃、退職後の生活について、どこまで考えていたでしょうか。
年金はいくらもらえるのか。健康でいられるのか。夫婦でどんな毎日を過ごすのか。
頭では考えていても、実際に退職してみなければ分からないことがたくさんあります。
現役時代は、仕事を中心に一日の予定が決まっていました。忙しくても、やるべきことがあり、自然と体を動かしていました。
ところが退職すると、時間はあるのに、思いどおりにいかないことが出てきます。
年金生活の経済的な不安もあります。病気や体力の衰えも気になります。そして、意外に難しいのが、夫婦で過ごす時間との付き合い方です。
「もう年なんだから」という言葉
わが家では、家内のほうが私より年上です。
家内も年齢を重ね、自分の体が以前のようには動かなくなってきたと感じているようです。
そのため、私が何かをしようとすると、「もう年なんだから、無理なことはしないで」と心配してくれます。
家内の気持ちは分かります。
転んだり、体を痛めたりすれば大変です。健康で長く暮らすためにも、無理をしないことは大切です。
それでも、私には私の考えがあります。
まだできることはある。行ってみたい場所もある。自分でやってみたいこともある。
そう思っているときに、年齢を理由に止められると、何とも言えない歯がゆさを感じます。
心配してくれている相手に、強く言い返すこともできません。
その気持ちをうまく伝えられず、ストレスになってしまうこともあります。
年齢と、自分でできることは同じではない
年を取れば、若い頃と同じようには動けなくなることがあります。
しかし、年齢だけで、できることがすべて決まるわけではありません。
体力には個人差がありますし、健康状態も一人ひとり違います。
大切なのは、年齢だけで判断するのではなく、今の自分の体の状態を確かめながら行動することではないでしょうか。
疲れたら休む。重いものは無理に持たない。危険なことは避ける。
必要な注意をしながら、自分でできることには挑戦していく。
そうすれば、家族に心配をかける危険を減らしながら、自分らしい暮らしを続けられる可能性があります。
夫婦でも、それぞれの生き方がある
夫婦は長い時間を一緒に過ごしてきた仲です。
だからこそ、相手を心配します。
しかし、夫婦だからといって、体力も考え方も、やりたいことも同じとは限りません。
一方が外出を控えたいと思っていても、もう一方は外へ出て、いろいろな場所を見たいと思っているかもしれません。
そんなとき、どちらか一方の考え方に合わせるだけでは、窮屈さが生まれてしまいます。
「心配してくれてありがとう。でも、自分の体と相談しながら、できることは自分でやりたい」
そんな気持ちを、少しずつ伝えていけたらと思います。
相手を否定するのではなく、お互いの違いを認めること。それも、退職後の夫婦に必要な知恵なのかもしれません。
退職後の人生を、諦めだけで終わらせない
退職後は、収入が減ることもあります。体力が落ちることもあります。年齢を理由に、アルバイトなどの仕事が見つかりにくくなることもあるでしょう。
思いどおりにならない現実は、確かにあります。
だからといって、これからの人生を諦めだけで埋めたくはありません。
今の自分にできることを探す。無理のない範囲で外に出る。家庭菜園を楽しむ。興味のあることを調べる。
小さなことでも、自分で考え、自分で行動できる喜びがあります。
私も、体を大切にしながら、自分らしい毎日を見つけていきたいと思います。
無理はしない。でも、できることまで諦めない。
これからの人生を、そんな気持ちで歩んでいきたいものです。
皆さんはどう感じますか?
家族から「もう年なんだから、無理しないで」と言われたことはありませんか。
心配してくれるのはありがたい。でも、自分で決めたいこともある。
そんな気持ちを経験した方がいらっしゃれば、ぜひコメントで教えてください。

