「何かあったとき、うちは大丈夫だろうか…」
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もし突然仕事を失ったら?
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病気やケガで収入が止まったら?
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思わぬ出費が重なったら?
そんな時のために必要なのが、“生活防衛資金”。
これは「いざという時に手をつけるためのお金」です。
生活防衛資金とは?
生活防衛資金とは、収入が止まったときに“最低限の生活を守るため”のお金。
主に次のようなリスクに備えるための資金です。
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失業
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病気・入院
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災害
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給料の遅延や減額
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家族の緊急トラブル など
📌 使い道は「本当に困ったとき限定」
→ 普段は使わず、銀行口座に保管しておくのが基本。
いくら必要?目安の考え方
状況によって異なりますが、目安としては以下の通り:
ライフスタイル | 目安(生活費の◯ヶ月分) | 理由 |
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独身・実家暮らし | 3ヶ月分 | 家賃や生活費が低いため比較的少なくてOK |
一人暮らし | 6ヶ月分 | 家賃・光熱費・食費などすべて自分負担だから |
子育て世代 | 6〜12ヶ月分 | 教育費・急病など支出の幅が広い |
自営業・フリーランス | 12ヶ月分以上 | 収入が不安定で失業保険がないこともある |
まずは「最低でも3ヶ月分」を目標にしてみましょう。
必要額の出し方(ステップ)
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【1ヶ月の“最低限の生活費”】を計算
例:家賃、食費、光熱費、通信費、保険料など -
それに【生活防衛期間(3〜6ヶ月など)】をかける
例:1ヶ月15万円 × 6ヶ月 = 90万円
レジャーや趣味、贅沢品などは含めず、「生きていくために必要な額」でOK!
貯め方のポイント
①【貯金専用の口座を作る】
→ 給料口座とは別にしておくことで、心理的に“使いにくく”なる
②【先取りで積み立てる】
→ 毎月の給料から自動で移す設定をしよう
(例:給与日の翌日に1万円ずつ)
③【ボーナス時にまとめて入金】
→ 半年に1回のペースで“底上げ”していける!
④【使ったら、また貯め直す】
→ 緊急時に使ってもOK!使ったら回復を最優先に。
よくある質問Q&A
Q. なかなか貯まらない…
→ 最初は月5,000円でもOK。「貯める習慣」が最優先です!
Q. 投資にまわしてもいい?
→ 生活防衛資金は「元本保証」が基本。投資用とは完全に分けること!
Q. 使ってもいいタイミングって?
→ 明確な収入減・緊急の医療・家族トラブルなど。“気分での買い物”はNG
まとめ:「生活防衛資金=人生の“緊急ブレーキ”」
突然のトラブルがあっても、防衛資金があるだけで心に余裕が生まれます。
これは「安心という名の資産」であり、人生の土台です。
未来のために、まずは今日から1歩だけでも積み立ててみましょう。
次回予告
「【“投資を始めても不安”なあなたへ】守りと攻めを両立する“お金の2段構え”とは?」