大学進学だけが“正解”じゃない時代
「大学に行かずに就職したい」
「専門学校で手に職をつけたい」
そんな選択をする子どもも増えている今、
**「進学しない=お金がかからない」**とは限りません。
本記事では、高卒後の進路ごとのお金事情をリアルに解説します!
進路別:高校卒業後にかかるお金
進路 | 初期費用目安 | 継続費用(年) | コメント |
---|---|---|---|
専門学校進学 | 入学金10万〜30万 | 年間学費100万前後 | 専門機材・実習費用に注意 |
就職(自宅) | 就職準備3万〜10万 | 生活費支援ありえる | 制服・スーツ代、交通費など |
就職(1人暮らし) | 敷金礼金10万〜20万 | 月10万〜の生活費 | 家賃・家具家電・仕送り必要な場合も |
大学に行かなくても、最低30万〜100万円程度の初期費用は見込んでおくべき!
専門学校進学の場合:「私立大学より安い」は誤解?
学校によっては2年で総額200万〜300万円超になることも
美容・看護・調理・建築など、教材費や実習費が高額になる傾向あり
学費は一括前納を求められることも
対策:
高校在学中から進路先の学費をリサーチ
学金・教育ローンの選択肢も早めに確認
就職ルートの場合:「働けば自立できる」わけじゃない
就職準備にかかる費用
スーツ代:約3〜5万円
交通費・引っ越し代:0〜20万円
免許取得:教習所費用約25万〜30万円(取得時期に注意)
自宅通勤 or 一人暮らしで費用は大きく変わる!
就職スタイル | 初年度目安支出 | 備考 |
---|---|---|
自宅通勤 | 約10万〜20万 | 初期コストは低め |
一人暮らし | 約50万〜100万 | 敷金礼金+生活立ち上げ費用+仕送り |
支援制度も活用しよう
地方就職支援金制度(自治体による補助)
高卒就職者向けの企業奨学金制度
専門実践教育訓練給付金(厚労省:一定条件で最大70%補助)
「進学じゃない=補助がない」ではない!条件次第で使える制度あり。
親が備えておくべき“3つのこと”
大学進学しない場合でも「50〜100万円」は準備しておく
就職・専門学校進学後の生活設計を一緒に考える
本人の選択を尊重しつつ、最低限の生活支援は検討する
まとめ:
進学しない道にも「お金の備え」は必要です。
むしろ、大学進学と違い、家庭がフルサポートする可能性が高いのが就職・専門学校ルート。
進路が多様化している今、どの道を選んでも「教育費=人生の初期投資」として柔軟に考えることが大切です。
次回予告
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