「進学させたいけど、お金が足りない…」
そんなとき、検討するのが教育ローン。
奨学金や貯蓄だけではカバーしきれないときの**“最終手段”**として、
教育ローンは家庭にとって大きな助けになります。
でも、「どこで借りるのがいい?」「返済に無理はない?」
そんな疑問に答えるため、今回は教育ローンの種類と上手な使い方をまとめます!
教育ローンとは?
進学時に必要な入学金・授業料・教材費・下宿代などを補うための**“目的型ローン”**。
親(保護者)が借主になるケースが一般的です。
教育ローンの主な種類
①【国の教育ローン(日本政策金融公庫)】
借入限度額:子1人あたり350万円まで
金利:固定金利 年1.95%(2024年時点)
返済期間:最長15年(交通遺児家庭は18年)
特徴:比較的低金利、所得制限あり(上限目安:年収790万円程度)
※メリット:安心の固定金利・長期返済で計画が立てやすい
※注意点:申し込みから入金までやや時間がかかる
②【民間の教育ローン(銀行・信販会社など)】
金利:年2.5%〜6.0%(変動 or 固定)
借入限度額:300万〜500万円以上も可
特徴:審査が早い・条件が柔軟な商品も多数あり
📌 メリット:スピード融資・所得制限がゆるい
📌 注意点:金利が高くなりやすい、返済額の負担が大きいことも
比較表:国の教育ローン vs 民間ローン
項目 | 国の教育ローン | 民間教育ローン |
---|---|---|
金利(2024年目安) | 約1.95%(固定) | 約2.5〜6.0%(変動 or 固定) |
借入限度額 | 350万円(子1人) | 300万円〜500万円以上(商品による) |
所得制限 | あり(年収790万円未満目安) | なし or 緩やか |
審査・入金スピード | やや遅い(2〜3週間) | 早ければ即日〜1週間程度 |
返済期間 | 最長15年(固定) | 最長10〜15年(商品による) |
教育ローンを“安全に”使う3つのコツ
借りる前に「本当に必要な金額」だけを見極める
返済シミュレーションをして、家計に無理がないか確認
借入期間をできるだけ短めに設定(利息の総額を減らす)
例:国の教育ローンで300万円借りた場合(年利1.95%、15年返済)
毎月の返済額:約19,400円
総返済額:約349万円(利息 約49万円)
📌 無理のない返済額かどうか、家計全体のバランスを確認しよう!
教育ローンは「未来の投資」だけど、慎重に
教育ローンは、将来の収入を前借りする行為。
進学によって得られる価値と、借入による負担を冷静に見比べることが大切です。
次回予告
「【教育費まとめ】“準備・借入・返済”3ステップで安心するための完全ガイド!」