「貯めて終わり」じゃない!教育費は“出口”も大事
教育費は「準備」で終わりじゃない
実際に進学したあと、どう支払っていくかが重要
家計の状況・子どもの進路に合わせた「出口戦略」が必要
教育費の支払い方法は大きく3つ!
① 親の貯蓄・収入から払う
メリット:利息なし、子どもに負担をかけずに済む
デメリット:家計の圧迫や老後資金とのバランスに注意
② 子どもの奨学金やバイトで分担
メリット:子どもに金銭感覚・自立心が育つ
デメリット:学業との両立が難しくなるケースも
③ 教育ローン・進学ローンを利用
メリット:まとまった資金が用意できる
デメリット:利息負担・返済義務の明確化が必要
ケーススタディ:現実的な分担シミュレーション
ケース1:世帯年収500万円、公立大学に下宿
想定費用:約120万円/年(授業料+家賃・生活費)
シミュレーション例
親:学費全額+仕送り月3万円
子:バイト月3万円+奨学金月3万円
➡️ 子の負担:月6万円(卒業時の借入総額 約216万円)
➡️ ポイント:バイトで生活費、学費は親が中心でバランスを取る
ケース2:世帯年収700万円、私立理系・自宅通学
想定費用:約150万円/年
シミュレーション例
親:年100万円分支援
子:奨学金月4万円(無利子)+バイト月2万円
➡️ 子の負担:卒業時の借入総額 約192万円
➡️ ポイント:無理のない奨学金活用+バイトも学業に支障のない範囲で
出口戦略を立てるための3ステップ
進学先ごとの必要費用をリストアップ
家計で出せる上限額を確認
不足分を「誰が・どう負担するか」話し合う
📌 奨学金や教育ローンは「借金」であることをしっかり理解し、卒業後の返済計画までセットで考えるのが鉄則!
教育費は“家族でシェアする”考え方が大切
「親が全額出す=理想」ではない
時代や収入状況に応じて、子どもと“共同出資”する発想もアリ
就職後に一部返済する親子間の取り決めも◎
次回予告
「【奨学金の種類と選び方】無利子・有利子・給付型の違いと活用法を解説!」