「つみたてNISAって、20年経ったらどうなるの?」
「売らなきゃいけない?課税される?」
そんな“ゴール後の疑問”に、初心者向けにわかりやすく答えます!
そもそも「20年間の非課税」ってどういう意味?
つみたてNISAでは、毎年の投資分ごとに20年間の非課税期間が与えられます。
たとえば:
2025年に積み立てた分 → 2044年まで非課税
2026年に積み立てた分 → 2045年まで非課税
👉 積み立てた年ごとに「20年のカウント」がスタートするのがポイント!
非課税期間が終わるとどうなる?
20年が経過すると、その年に積み立てた分は「非課税」ではなくなります。
その後の選択肢は2つ:
そのまま課税口座(特定口座など)に移して保有を続ける
→ 売却益に約20%の税金がかかるようになります。売却して現金化する
→ 利益が出ていても、20年間の非課税期間中なら税金はかかりません。
売却のベストタイミングは?
【原則】
👉 必要な時まで「そのまま保有」してOK!
20年経ったからといって、すぐ売らないと損…というわけではありません。
📝こんなときは売却を検討:
資金が必要になったとき(住宅・教育・老後資金)
相場が高騰して「利益確定」したいとき
ポートフォリオを整理したいとき
非課税枠の「ロールオーバー」はできる?
つみたてNISAでは、一般NISAのような“ロールオーバー”は不可です。
つまり、「新しい非課税枠に移す」ことはできません。
ただし、2024年から始まった**新NISA(恒久制度)**では仕組みが変わっており、旧NISAとの使い分けが今後のポイントになります。
新NISAへの移行はどうすべき?
2024年以降の「新NISA」は、非課税保有期間が無期限になるなど、大きく進化しています。
今後の選択肢:
旧NISAはそのまま満期まで保有
新NISAで新たに積立スタート(非課税期間無期限)
👉 両者を並行して運用しつつ、20年の満期を迎えた分から順に整理するのが現実的です。
まとめ
つみたてNISAの終了=投資終了ではありません。
20年後も、あなたの資産形成は続いていきます。
押さえておきたいポイント:
年ごとに20年の非課税期間がある
20年経ったら課税口座に移る or 売却する
売却タイミングは“生活に合わせて柔軟に”
新NISAを活用して非課税投資を続けよう!
👉 次回は:「【出口戦略】老後にどう取り崩す?つみたてNISAの使い道シミュレーション」