ふとした会話から
昨日、高速道路のサービスエリアで休憩した時のこと。トイレを使おうと入ると、清掃員の方が丁寧に床を磨いていました。
「いつもありがとうございます」
そう声をかけると、その方は少し照れくさそうに笑って、こう言いました。
「最近、団体客が少なくなったから、トイレが綺麗になったような気がするんですよ」
謙虚な言葉の裏にあるもの
その言葉を聞いて、私は胸が熱くなりました。
本当は違う。
トイレが綺麗なのは、この方が、そして多くの清掃員の方々が、毎日毎日、誰も見ていないところで、黙々と掃除をしてくださっているからです。
団体客が減ったからではない。あなたたちがいつも綺麗にしてくれているから、トイレの神様が微笑んでいるんです。
でも、その方は自分の努力を語らず、「団体客が減ったから」と、まるで他の要因のおかげだと言う。
なんて謙虚で、優しい方なんだろう。
『トイレの神様』を思い出して
ふと、あの歌を思い出しました。
植村花菜さんの『トイレの神様』。
おばあちゃんから教わった「トイレには神様がいる」という言葉。トイレを綺麗にすると、べっぴんさんになれる。そんな温かくて、切なくて、心に染みる歌。
初めて聴いた時、涙がこぼれました。
歌詞の中には、おばあちゃんへの感謝、日常の何気ない幸せ、そして「当たり前」の裏側にある愛情が詰まっていました。
見えない努力に支えられて
私たちが快適に使えるトイレ。
当たり前のように綺麗で、当たり前のように整っている。
でもその「当たり前」は、誰かの努力の上に成り立っています。
早朝から、深夜まで。
雨の日も、風の日も、猛暑の日も。
高速道路のサービスエリア、駅、ショッピングモール、公園…あらゆる場所で、清掃員の方々が汗を流しています。
トイレの神様は、きっと
トイレの神様がいるとしたら、それはきっと、清掃員の方々の心の中に宿っているのだと思います。
誰も見ていなくても、手を抜かない。
誰に褒められなくても、丁寧に磨く。
そして、綺麗になった理由を、自分以外のせいにする優しさ。
そんな姿勢こそが、神様のようだと感じました。
私たちにできること
次にトイレを使う時、少しだけ意識してみませんか。
- 使った後、ちょっとだけ綺麗にして出る
- 清掃員の方を見かけたら、「ありがとうございます」と伝える
- 汚さないように気をつける
小さなことかもしれません。
でも、その小さな心遣いが、誰かの負担を減らし、誰かの「ありがとう」につながります。
大人の女性に寄り添うファッション雑貨ブランド【HASHIBAMI】
![]()
おわりに
高速道路のトイレで交わした、ほんの数秒の会話。
でもその言葉は、私の心に深く刻まれました。
トイレの神様は、いつも私たちのそばにいる。
それは、清掃してくださる方々の姿であり、感謝の心であり、思いやりの気持ちなのかもしれません。
今日も、どこかで誰かが、トイレを綺麗にしてくれています。
その見えない努力に、心から感謝を。
日常に寄り添う、上質なファッションアイテムを【CORRECT】
![]()

「トイレには、それはそれは綺麗な女神様がいるんやで」
― 『トイレの神様』より

