財布は軽く、体は重く、怖い体重計が待っている。

わくわくウキウキなこと
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読んでくださりありがとうございますおねがい

だいちゃんと申しますニコニコ

関東から越してきて、地元の方言で

買い物いって違った製品を買って✨

失敗しても我慢して健康に❤

新しい自宅で忙しく日々を過ごして1日が終わっています照れ

よろしくお願いしますおねがい

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第一章:ボーナスという名の幻想

いよいよ、寒い冬の訪れです。
自分には言い聞かせながら、怖い体重計が待っている。

12月某日、待ちに待った給料日。給与明細を開いた瞬間、私の目は輝いた。「お、今年は悪くないじゃないか!」と心の中でガッツポーズ。

さて、このボーナスで何を買おうか。新しいパソコン?それとも冬物のコート?いやいや、貯金も大事だよな…なんて夢を膨らませながら帰路についた。

しかし、現実は甘くなかった。

翌日、LINEのグループチャットが鳴り響く。「忘年会の日程決めまーす!」「今年は焼肉がいいな!」「二次会はカラオケで!」。ああ、始まった。年末の出費ラッシュが。

会社の忘年会、5000円。 部署の飲み会、4000円。 大学時代の友人との集まり、6000円。 親戚への手土産、10000円。 クリスマスプレゼント、15000円。

電卓を叩くのが怖い。いや、もう叩きたくない。

そして気づけば、銀行口座の残高は見事に年末前の水準に戻っている。「ボーナスって何だったんだろう…」と虚空を見つめる私。まるでシンデレラの馬車が12時を過ぎてカボチャに戻ったかのような虚無感。

でも、そんなことより問題なのは、この期間に摂取したカロリーの総量である。

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第二章:忘年会という名のカロリー爆弾

忘年会シーズン、それは日本の冬の風物詩であり、同時にダイエッターにとっての試練の時でもある。

「今日だけは特別」 「明日から本気出す」 「年に一度だし」

こんな言葉を何度口にしたことか。でも考えてみてほしい。忘年会って一回じゃないのだ。会社、部署、チーム、昔の仲間、趣味のサークル…。気づけば週3、4回は飲み会という人も珍しくない。

それって、もはや「特別」じゃないよね?

最初の忘年会。「よし、今日は楽しむぞ!」とビールで乾杯。唐揚げ、ピザ、ポテトフライ…。美味しいものは全てカロリーが高い。これは宇宙の法則である。

二回目の忘年会。「まあ、まだ大丈夫でしょ」と自分に言い聞かせながら、焼肉を頬張る。カルビ、ロース、ハラミ…。気づけば白米もおかわりしている。

三回目の忘年会。「もう開き直った」と自暴自棄になりながら、鍋の締めのラーメンまで完食。

そして気づけば、ズボンのウエストがきつい。「あれ?このズボン、縮んだ?」いや、縮んだのはズボンじゃなくて、君の意志力だよ。

第三章:クリスマスとお正月のダブルパンチ

忘年会ラッシュが一段落したかと思えば、次はクリスマスが待ち構えている。

ケーキ。あの甘くて美味しい悪魔の食べ物。「ホールは多すぎるかな」なんて思いながらも、結局「余ったら明日食べればいいか」と買ってしまう。そして翌日、「昨日買ったケーキがもったいない」という謎の使命感に駆られて完食する。

クリスマスディナー。ローストチキン、ピザ、サラダ(これだけヘルシー!)、そしてワイン。「今日は特別な日だから」という魔法の言葉で全てが許される。

しかし、本当の最終ボスはお正月である。

おせち料理。一見すると上品で健康的に見えるが、実は糖質と塩分の宝庫。黒豆の甘さ、伊達巻の濃厚さ、栗きんとんのカロリー…。そして極めつけは、お餅である。

お雑煮で2個、きな粉餅で1個、磯辺焼きで2個…。気づけば一日5、6個は食べている。「お餅は腹持ちがいいから」なんて言い訳しながら。

そして、正月休みの過ごし方といえば、こたつでゴロゴロしながらテレビを見て、お菓子をつまむ。動くのは、トイレに行くときと、冷蔵庫を開けるときくらい。

これで太らないわけがない。

第四章:体重計との対峙

1月4日、仕事始めの日。久しぶりにスーツを着ようとすると…入らない。いや、正確には「入るけどキツい」。ボタンを留めると、お腹周りがパツンパツンである。

「これはマズい」

そう思いながらも、体重計に乗る勇気が出ない。だって、見たくない現実ってあるじゃないですか。

でも、いつかは向き合わなければならない。意を決して、体重計に乗る。

「ピッ」

表示される数字。

「…………え?」

二度見する。いや、三度見する。「この体重計、壊れてない?」と本気で疑う。

でも、何度乗り直しても結果は同じ。増えている。確実に、そしてしっかりと増えている。

年末年始の2週間で、プラス3キロ。

「いやいやいや、3キロって!赤ちゃんが一人分増えてるじゃん!」

鏡を見る。確かに、顔が丸くなっている。顎のラインが曖昧になっている。お腹も、確実に出ている。

現実は残酷である。

第五章:「明日から本気出す」の永遠ループ

さて、ここから巻き返しだ。「よし、ダイエットするぞ!」と決意を新たにする。

1月5日。 「今日から糖質制限だ!」と意気込むが、お昼に同僚から「残り物のお餅があるんだけど、食べる?」と聞かれ、「せっかくだし…」ともらってしまう。

1月6日。 「昨日はイレギュラーだった。今日こそ本気出す!」と思うが、新年会の誘いが。「もう一回くらいいいか…」

1月7日。 「新年会は仕方なかった。明日から本気出す!」

このループ、どこかで見覚えがありませんか?そう、私たちは毎年これを繰り返しているのです。

そして気づけば、2月。3月。体重は一向に減らない。「春は出会いの季節だから」「夏までにはまだ時間がある」と言い訳を続ける。

そして次の年末、また同じことを繰り返す。

人生とは、なんと哀しくも愉快なループなのだろうか。



エピローグ:それでも僕らは生きていく

さて、ここまで散々自虐してきたが、実は私は後悔していない。

だって、美味しいものを食べて、大切な人たちと笑って過ごした時間は、かけがえのないものだから。

確かに体重は増えた。財布も軽くなった。でも、心は満たされた。

人生、たまにはいいじゃないですか。真面目に生きすぎるより、美味しいものを食べて、楽しく笑って、少しくらいだらしなくても。

体重なんて、また減らせばいい。(本当に減らすかは別として) お金なんて、また稼げばいい。(たぶん)

大事なのは、「今」を楽しむこと。

だから、来年もきっと私は同じことを繰り返すだろう。忘年会で騒ぎ、クリスマスケーキを食べ、お正月にお餅を頬張る。

そして1月になって、体重計を見て絶望する。

「財布は軽く、体は重く」

これは、私たちの年末年始のテーマソングである。

そして、きっとあなたも同じ。

だから、一緒に頑張りましょう。来年こそは…いや、来年も楽しみましょう!

人生は一度きり。美味しいものを我慢して生きるには、短すぎるのだから。

(でも、本当にそろそろ運動しないとマズいかも…明日からジム行こうかな。いや、来週から。いや、来月から本気出す!)


おしまい

この物語はフィクションです。でも、あなたの物語でもあるかもしれません。

 

OTE

2025年がスタートしました。
新しい年に向けて、山と海と小川がそこにある場所に
私は住むようにして3年になります。
仕事、それはゆるく楽に、鳥の声で朝起きして
自然豊かな暮らしを続けます。

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